ぺっこん


🟨2歳のときに読んでもらった絵本

さて、今日の絵本と絵本作家のお話は、

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ぺっこん

織茂恭子さく・え

こずえ出版

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国語の教科書に載っている

きつねのまど

というお話の挿絵を描いている

絵本作家、画家さんです。

私の祖父の開いていた美大受験用の画塾、研究所に、通っていた学生さんでした。

祖父は私が一歳のときに他界していますから、もう50年以上昔のお話になりますが。

織茂恭子さんが、絵本作家として

1番最初に出版した絵本が、この、

きつねが主人公の赤ちゃん絵本でした。

いつもいつもお腹を空かせた

ぺっこんという、こぎつねは、

色んな食べ物に化けては、

人間界に潜入し、みんなの食べ物を

盗んで食べてしまいます。

今、こういう絵本ないですね。

幅がなくなってしまったような

気がします。

盗む、、、ということをする

子どもも減りました。

他人のものをそれほど強く欲しいと

思わなくなってしまったのです。

盗みたいほど欲しいものは、なんですか?

それくらい強い想いを意識してみるのもいいと思います。

🟨カレーが苦手な不思議な子ども

非常にレアなきつねです。

カレーが苦手なのです。

でもこのときには、

小さな読者は子どもたちと同じ立場に早変わり!

ぼくが好きなカレーを嫌いなきつねがいたら、食べ方を教えてあげるのでした。

最初は盗人だったキツネ。

でも今ではお友だちになりました。

🟩70年代には漂っていた、包容力のある世界観の絵本です。

絶版です。残念!

こずえという出版社も、

今はもうありません。

時代の流れと共に消えた絵本、

それが、織茂恭子さんの最初の絵本。

それでもこの絵本に出会った子どもたちは、お腹を空かせたぺっこんが、友だちだったのです。

それでは、みなさん、今日もよい一日を😊✨✨✨